着物を着るときに必要な肌着は、肌に直接触れるため着心地が大切です。
しかし肌着は、着物を着ている人を見ても見えないため、
- 肌着・肌襦袢・半襦袢・長襦袢の違いって?
- 着物みたいに着るタイプだったり、Tシャツみたいにスポッと着るタイプがあるけど、違いがわからない。
- 着物用の肌着は代用できる?
などの疑問があるでしょう。
そこでこの記事では、
- 着物の肌着おすすめ5選
- 着物の下に着る3種類のアイテム
- 着物の肌着選びポイント3つ
- 着物の肌着がなくてもOK!代用品を紹介
をご紹介します。
あなたにぴったりの肌着を選び、日本の伝統文化である着物を快適に楽しんでくださいね。
着物の肌着おすすめ5選
洗濯機で洗える肌着をご紹介します。
あなたに合った肌着を選んでくださいね。
手頃なお値段!コスパ重視必見の肌着
着物のように袖を通して着る、ワンピースタイプの肌着。
お手頃なお値段のため、コスパ重視している方におすすめ。
成人式や卒業式など数回しか着物を着る予定がなくて、できる限り値段を抑えたいというかた必見です。
着物だけではなく、浴衣を着るときでも使用できます。
上半身の肌襦袢+下半身の裾よけ2つのアイテムを着るタイプ
上半身の肌襦袢と、下半身の裾よけに分かれているタイプの肌着です。
体型に合わせて調節しやすいため、標準体型よりも小柄or大きめなかたにおすすめ。
さりげないレースが可愛いポイントです。
着脱が簡単なワンピースタイプ
お洋服のように着れるワンピースタイプの肌着です。
胸元が大きく開き、洋服を着るように足元から簡単に着脱できます。
お腹周りの重なりが少なくスッキリしているため、ゴワつき感が苦手なかたにおすすめです。
【夏用】吸収性・速乾性に優れたワンピースタイプの肌着
吸水性・速乾性に優れた、ワンピースタイプの肌着です。
下半身はポリエステルですが、静電気が起きにくい素材が使われているため快適に過ごせます。
汗が気になるかたや、暑い日に着用したいかたにおすすめ。
【冬用】発熱性・保温性に優れた肌着
発熱性・保温性に優れた、ワンピースタイプの肌着です。
下半身はポリエステルですが、静電気が起きにくい素材が使われているため快適に過ごせます。
成人式など、寒い日に着物を着るかたにおすすめです。
着物の下に着る3種類のアイテム
着物の下に着るアイテムを、着る順番にご紹介します。
下着(ブラ・パンツ)

着物を着るときは、はじめに下着(ブラ・パンツ)を着用します。
下着(ブラ・パンツ)は身につけなくても良いのですが、着物を着るというだけで急に何もつけないと違和感があり落ち着かないでしょう。
着物を着るときのブラは、ボリュームが出ないタイプが向いています。
着物は寸胴体型に近いほど美しくなるため、胸の凹凸感がなだらかになるよう意識して選びましょう。
向いている | 向いていない |
和装ブラスポーツブラなど | 盛れるブラ |
着物を着るときのパンツは、着物に響かないようシンプルなデザインが向いています。
向いている | 向いていない |
縫い目や繋ぎ目がないシームレスのパンツ | 花やリボンなどの立体的な装飾があるパンツ |
肌着(肌襦袢)

着物の肌着(肌襦袢)とは、ブラやパンツの次に着るシャツの役割になるもの。
洋服で言うと、キャミソールやスリップと同じ扱いとなります。
肌着は、大きく2つのタイプに分けられます。
- 上半身の肌襦袢+下半身の裾よけ(上下に別れた2つのアイテムを着用)
- ワンピース(上から下まで繋がった1枚を着用)
どちらのタイプを着用してもOKです。
どちらを買うか悩んでしまうという方は、以下を参考に選んでみてください。
標準体型よりも小型・背が高い・ぽっちゃりさん→上半身の長襦袢+下半身の裾よけ
自分で簡単に着脱できるものがいい→ワンピース
簡単に着れるのはワンピースですが、自分に合ったサイズではないと着崩れや裾から出てきてしまうなどの原因になってしまいます。
また、標準体型よりも小柄or大きめな方は、調節がしやすい上半身と下半身で別れているタイプがおすすめです。
長襦袢(半襦袢)

長襦袢(半襦袢)とは、肌着(肌襦袢)の次に着るものです。
洋服でいうと、ワイシャツやブラウスの役割になるもの。
半衿がついており、肌襦袢とは役割が違います。
長襦袢が必要な理由は
- 汗や皮脂から着物を守る
- 着崩れを防ぐ
- 着物の衿や袖口から見えるため、コーディネートの1つとして楽しめる
などがあります。
着物の肌着選びポイント3つ
肌着の選び方をご紹介します。
汗や皮脂をしっかり吸収できる素材
肌着は肌に直接触れるため、汗や皮脂を吸収できる素材がおすすめです。
汗や皮脂などの汚れから着物を守ることができ、美しく着こなせます。
一般的には
- 綿
- 麻
- レーヨン
などがあります。
また寒い時期に着る場合は、防寒対策ができる肌着がおすすめです。
洗濯機OK!お手入れが簡単なもの
洗濯機で洗える肌着だとお手入れが簡単です。
肌着は手洗いをすることが理想的ですが、洗濯機で洗うとお手入れが簡単になり、着物を着やすくなります。
洗濯機で洗うときは、洗濯ネットに入れて
- ソフトコース
- おしゃれ着コース
- ドライ対応
- 手洗い
など優しく洗えるコースで洗うと、長持ちしますよ。
体型に合った肌着を選ぶ
肌着を選ぶときは、身長やバストのサイズを参考に選びましょう。
小さすぎると窮屈ですし、大きすぎると裾からはみ出てしまったり、着崩れしやすくなってしまいます。
着物の肌着は、着物を着る時のために作られているので、お洋服を選ぶ時のさサイズで良いとは限りません。
一般的にはS・M・L・LLと種類がありますが、種類やメーカーによってサイズは微妙に変わるため、サイズ表を確認して購入することがおすすめ。
着物の肌着がなくてもOK!代用品を紹介
あまり着る機会がないのに着物用の肌着をわざわざ買うのはもったいない…と悩んでしまうかたは、普段使いできるもので代用ができます。
肌着の代用は、着物からはみでないように、襟ぐりが深いタンクトップやVネックのインナーを選びましょう。
たとえば普段使いしやすいユニクロなら、エアリズムブラタンクトップがおすすめです。
ちなみに和装ブラの代用としては、ユニクロならワイヤレスブラ、その他にもスポーツブラ、ナイトブラ、サラシで巻くなどの方法があります。